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「鯉魚志如登竜門」
2010-05-05 Wed 18:13
 5月5日なので投稿してみる。昨年の今頃に書いた小説。寧ろSS。
 家康と忠勝のお話。



※『戦国BASARA』の二次創作小説です。
 苦手な方はお戻り下さい。

 上記をご了承下さった方のみご覧下さいませ!


   「鯉魚志如登竜門」










 雲一つ無い青空に、快活な声が響く。
「忠勝! ただかーつ!!」
 その声を合図に起動を始めた忠勝は、声のした方へ顔を向けた。
「おお忠勝! 其処におったか!」
 視界の先には、無二の臣下の名前を呼びながら、嬉しそうに駆けて来る主の姿があった。手には長い竿の様な物を手にしている。
「見ろ、忠勝!!」
「…………?」
 主が突き付けた竿に、忠勝は機械音を立てながら首を傾けた。
「何だ、此れが何だか分からないのか?」
「…………」
 忠勝が肯き返すと、家康は忠勝の目の前で棒を振り回した。棒の先に付いていた、幾つかの布がひらひらと揺れる。
「…………!」
「そうだ、漸く分かったか」
 それを見た忠勝の反応に、家康は満足そうに頷いている。
 棒に付いた布切れが、風に翻る。それは青や赤、黒など色とりどりの魚の形をしていた。
「これはな、鯉幟というんだ!」
 家康は自慢げに忠勝に告げる。
「支那には鯉が滝を登り切ると、龍に成るという伝説がある。其の様に端午の節句では子供の立派な成長や立身出世を願って、この鯉幟を家屋に取り付けるのだそうだ」
「…………」
 忠勝は硬質な機械音をさせながら、家康の差し出した鯉幟の棹を受け取った。もう片手で主を自身の肩に乗せる。
「よし、此れを天守閣に取り付けるぞ!」
 家康の言葉に、忠勝の背中の鎧部分が開いて炎が吹き上がり、忠勝は宙に浮かび上がる。
 城の頂上まで飛んだ忠勝は、天守閣に手を伸ばす。
「そうだ、其処に取り付けるんだ!」
 天守閣に置いた忠勝の手に力が入る。……と、天守閣が不吉な音を立てる。
「た、忠勝、余り力を入れるな! 城が崩れる!!」
「…………!!」
 しかし時既に遅く、城が大きく揺れたかと思うと、轟音を立てて揺れ始めた。
「不味い! 忠勝! 離れろー!!」
 家康の指示に従い忠勝が後退した刹那、天守閣の瓦が滑り落ち、城の上部が崩壊した。
 瓦礫が降り、城の外にいた家臣達から悲鳴が上がる。
「天守閣が崩れたぞ―――!!!!」
「家康様! 家康様は御無事か――!!?」
 瓦礫の山の中で、慌てふためきながら家臣達は家康を探している。
「竹千代様は何処――!!?」
「た、忠勝――!!!」
 家康の叫びが木霊した。
 晴れた五月の空に、鯉の幟が翻っていた。










   青天甍碧無浮雲     青天の甍碧にして 浮雲無く、
   鯉魚志如登竜門     鯉魚の志 竜門を登るが如し。



                                        -END-













 ……ハイ、お疲れ様でした!!(笑)

 去年の今頃……アニメで家康と忠勝がお亡くなりになられ、その追悼記念(?)で書いたものでした。

 幸村がちょろっと出てくる予定でしたが、グダグダになったんで削除!
 ……でも削除した部分が書きたくて書き始めたので本末転倒だったり;

 この主従は好きです。
 勿論伊達主従や武田家も上杉主従も北条家も皆大好きなんですが(っていうか主従関係が好きなんだ!)。
 徳川家は絶対ほのぼのしてそうな気がします。忠勝に乗りたい!!←


 タイトル、文末の七言詩は自分で考えたものです。本当は他の小説のようにどっかの漢詩文から引っ張ってきたかったのですが、中国には「鯉幟」というのは無いようなので……?(曖昧)
 っていうか自分の持っている漢詩集には、「鯉」が載っている詩すら見つからなかったので、悔し紛れに自分で作りました。平仄を考えてはいけません! だって先ず自分がよく分かって無いから←
 ニュアンスで考えて下さいまし(中国文学専攻だというのに何と言う体たらく;)。

 修正前は「支那」→「中国」でした。何て凡ミスww
 あの時代まだ中国出来てないよ;;
 「支那」にしようか「漢」にしようか「明」にしようか迷って「支那」を選択。でも何で「支那」って変換出来ないかね。何、バカなの?

 家康の時代に鯉幟があったかどうかは分かりませんが、そこはまぁ「バサラクオリティ」って事で(え)。



 中国だとこの日は屈原の命日だそうで……。お供え物として粽を川に投げ込むそうです。
 でも最近「屈原は存在しなかった」って言われてますねww

 あと「5月5日生まれの男児は親に災いをもたらす」とされて捨てられたり……、という話も聞きました(何)。
 一度捨てて、また拾ってきて育てる、という風習もあったらしいですよー……という余談。





 更にどうでも良い話ですが、友人が忠勝の子孫と聞いたので書いてて笑った笑ったww

 3の家康や忠勝がどんな感じになるかは分かりませんが(忠勝は余り変わらない……?)、あのほのぼのさが失われていないと良いなーとは願っております。それでは!≡з
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